はじめに
【第2回】は“月商100万円”を目指すためのロードマップです。
結婚相談所の運営ではどのステージでも集客が重要です。今回はどんな方法が集客に向いているかについて、“月商100万円”を1つの目標としたロードマップをお伝えします。ただし、実はこれを上手く使いこなすことができれば、“月商200万円”だって、それ以上だって実現できます。
どんなツールが必要…というよりもお客様の行動を踏まえた時に、どのような考え方が必要かという視点でご覧いただけると、さらに効果が高くなります。
本編
“月商100万円”ってどんなイメージ？月何人入会が必要？
まず、集客する上でいくら売り上げたいか、利益を得たいかは最初に必ず決めてください。なぜかというと、それがあなたが目指すべき『月間入会数』の目安になるからです。
当然、今のあなたのステージに合った集客メソッドを優先する必要性はありますが、ビジネスは“理想とする状態を見据え、その上で今とのギャップに向き合う”ということが大切です。
例えば、売上1000万円を目指す場合…
入会金・登録費用：8万円
会費：1万円
お見合い料：0円
成婚退会料：20万円
とします。仮に全ての会員さまが1年間で成婚、毎月1人入会して常に12名の会員さまを抱えているとした場合、この時の想定売上は、
8 + 1×12 + 20 = 40万円
となります。つまりこの想定であれば月商40万円を目指せるというわけです。この理屈で考えれば、
・1ヶ月に2人の集客
・24人の会員さまの管理
・1ヶ月に2人の成婚
の場合、月商80万円となります。
以上より、目標の売上を月商100万円に設定するとした場合、
・1ヶ月に2.5人の集客
・30人の会員さまの管理
・1ヶ月に2.5人の成婚
が必要となります。これを継続することはかなりの労力であり、そもそも簡単ではないのです。しかも当然ここに連盟への登録料、および毎月の支払いなどを含めると、利益はさらに減ります。実際のところ月商100万円に乗るレベルになれば、コストは大したダメージではありませんが、きちんと計算式を組んで確かめてください。
“簡単に月商100万円目指せます”というのはまずあり得ないことで、上記の想定をクリアすることを意識しながら、集客も推進していく、ということを意識してください。
“月商100万円”を目指すために何をするべきか
先ほどの計算を参照すると、月間2.5人の入会が必要となります。費用対効果の高い集客方法に絞り、現在の新規入会者数に応じた取り組むべきアクションの早見表を作成しました。以下の表は、とても重要です。
| 現在の新規入会数→ | 開業 直後 | 1名未満 /月 | 1〜5名 /月 | 6名以上 /月 |
| 差別化戦略 | ||||
| アナログ マーケティング | ||||
| X(Twitter) | ||||
| 公式LINE | ||||
| MEO対策 | ||||
| SEO対策 |
先ほどの月商100万円、入会数が2.5人/月でよければ、実は差別化戦略、アナログマーケティング、X(Twitter)/Instagramだけで到達できます。余裕があれば公式LINEを導入することで、経営が安定します。全てやっているのに問い合わせがない場合は、間違いなくやり方が良くないです。
もちろん、地域によって例えばX(Twitter)集客ができない…ということはございます。こればかりはやってみないとわからないこともあります。そういった意味で、“最終的には全て薄く手を出す…”なんてのもアリです。ここで申し上げたいのは、あくまで取り組む順序があるということです。
例えば、結婚相談所が地域型ビジネスである前提で考えると、Xをやっている人が極端に少ない地域でXをやるのはもったいないです。そんな時はInstagramのほうがSNSとして適している…という考え方になります。
都会エリア(首都圏、愛知、関西、福岡あたり)であればほぼ確実に婚活者がいるので安心です。ではそれ以外の方がXをやる意味がないかというとそうではありません。
Xは自分の想いや考えを整理する場としても活用できます。Xでポストをし始めるようになってから自身の強みがより明確になった…というお話をよく伺います。だから必ずしもXは集客に使う…という考えでなくで問題ありません。
さて、少し話を戻しますが、差別化戦略、アナログマーケ、X(Twitter)/Instagramで月商100万円は達成できます。だからこそ、このメルマガ講座では具体的な集客ツールの説明をこれらに絞り込んでいます。
そして優先してやるべきではないこと(SEO対策)についてもまとめていますし、必須ではないが安定性という視点で有効な手段となり得る公式LINEについても番外編として少しお伝えする予定です。
この流れで以下に「今後の講座予定」をご覧いただくと“なるほど！”となりませんか？大事なところだけに絞り込んでこのメルマガ講座をつくりました。決して簡単に読み切れるものではないですが、ぜひ集客に繋げてください。
SEO対策 ▼
【第3回】開業時にSEO対策済みのウェブサイトは不要
差別化戦略 ▼
【第4回】集客の鍵となる結婚相談所の“差別化戦略”
【第5回】完全レクチャー！差別化戦略の進め方
【第6回】“意外と抜けがち”価格設定のポイント
セミナー集客 ▼
【第7回】まずはコレから！セミナー集客
Twitter集客 ▼
【第8回】知っておくべき…！“X(Twitter)集客”の真髄
【第9回】X(Twitter)アカウント設計の重要性とその極意
【第10回】ペルソナにブッ刺さるツイートとは
【第11回】使わなきゃ損！X(Twitter)の超便利機能
公式LINE ▼
【番外編】公式LINEの正しい使い方
さいごに
“月商100万円”のためにやるべきことはイメージできましたか？
繰り返しますが、今回のメルマガは必要な観点(集客ツール)に絞り、その観点だけ詳細にお伝えすることで、効率よく集客活動を進めていただきたいという想いがございます。
とはいえ、そもそも結婚相談所ってどんな集客導線があるの？とか、各導線ではどのような考え方で対策していけばいいの？とか、そのような疑問が生じる方もいらっしゃるかと思います。そして今回の講座のメインとなるセミナー集客やTwitter集客が、全体の中のどのような位置付けなのか。実はこれらを“集客導線６本柱”としてまとめたのが、第1回の最後でも紹介しました“感想掲載のご協力”の特典です。
“成功事例をそのまま掲載した結婚相談所の集客導線設計”にご興味ある方は、ぜひこちらの記事冒頭の動画後半、もしくは記事の最後の方の解説パートをご覧ください↓
集客では、“やるべきでないこと”を知ることも重要です。次回は“【第3回】開業時にSEO対策済みのウェブサイトは不要”です。お楽しみに。
では、最後までご覧いただきましてありがとうございました。
以上
